アメリカ人にすき焼きを
今週のお題「肉」
お題を頂きましたので一つ書かせて頂きます
昔、とあるすき焼き、しゃぶしゃぶ専門店で
食事をしました
接待を兼ねての食事ということで
地元では有名なお店で
CM、広告など一切打たない隠れた名店でした
接待の相手はアメリカの方(Mr.K)で初めての来日
和食料理に凄く興味を持たれていて
是非とも日本の伝統料理が良いとの事で
この店に決定
1人35000円位のすき焼きコースを予約した時点で間違いなく喜んでもらえると安心していました
この時までは…
食事会当日が来ました
和の雰囲気たっぷりの建物(合掌造りみたいな建物)
和服の仲居さん
ゴリゴリの料理長
い草の香り漂う和室
THE 日本料亭って最高です
Mr.Kは子供の様に喜んでくれました
特に元ヤンであろう料理長がCOOLだと絶賛
よく分かりませんなアメリカ( ・`ω・´)
運ばれてきた料理をキラキラの眼で見つめます
アメリカでは(日本以外)鶏卵を生で食べる習慣はなくそれが驚きであると
アメリカの鶏卵は必ず火を入れて食べるものなので賞味期限が1ヶ月半くらいあるらしいです(恐ろしい( ;゚Д゚)
メインのしゃぶしゃぶはというと
very bad評価!
Mr.K曰く
「牛肉とはの赤身本来の旨味を味わう物だ、この肉は脂が多すぎて肉の味はしない、脂肪の甘ったるさとギトギトした味しかしない!」
そうなんです
この時気づいたのですが日本人は霜降りなどの脂肪分が大好きで、赤身の間のサシと言われるものに対価を払う独特の味覚の持ち主なんですよね
結局Mr.Kはすき焼きには目もくれず
小鉢の『卯の花』に絶賛されていました
高ければ旨いってのはアメリカ人には通用しない事が勉強になりました
大衆すき焼き店の方が良かったかも知れませんね(つд;*)
因みにMr.Kが来日して1番美味しかった物は『豚骨醤油ラーメン』だったそうです
異国文化って面白いですね