takaki2021’s blog

普通がキライ 倒れるなら前へ

酒をやめた理由

私は酒をやめた

やめて3ヶ月ほど

かと言って全く飲まない訳ではない

『毎日飲むのをやめた』といった方が正しい

飲んでも週に1杯くらい

2~3週飲まない時もある

なぜそうなったか?

やめるまでに至った経緯を書きます

 

 

社会に出て自立した頃から毎日お酒を飲んでいました

仕事が終われば1杯

休みの日も1杯

釣りに行けば1杯

カラオケ行けば1杯

飲まない日は1年に1度あるかないかの数十年

お酒無しでは生きてこれなかったと思うほど人生にはお酒が付いてまわりました

 

また、酒の飲めない人に対しても一方的な解釈で『可哀想』と哀れみの眼で見ていました

この時の私の価値観は

嬉しい時、楽しい時に飲めば倍

悲しい時に飲めば忘れられる

酒の場でしか出来ない熱い話しがある

と思っていました、その時までは…

 

 

たまたまネットで面白そうな記事を発見しました

うろ覚えですが『私は先生を絶対に許さない』といったもの

内容はその方が小学生の頃、学校で「父親がタバコを吸っている人は右手、母親がタバコを吸っている人は左手、両方とも吸っている人は両手を挙げてください」と言われ手を挙げたそう

すると「あなた達は親から愛されてません」みたいな事を言われたのだとか

その方はそれが悔しく、許せない話として書かれていたのですが

私は何となくその先生が言いたかった事がわかる気がします

 

なぜなら私の父親はタバコ、酒をやる人でした

子供にとってタバコ、酒なんて物は良いこと1つもありません

不注意で火傷させられたり、車に乗っている時、運転席から灰を捨てて後ろの席の窓から入ってきて目に入るとか、酒飲んで寝タバコして火事になりかけたとか、喧嘩、怪我の原因は酒を飲んで気が大きくなっているということが多いです

酒を飲んで気が大きくなった父親と何度喧嘩をして泣いた事か

 

恨みました、酒を物凄く恨んでいました

 

タバコ、酒はやって喜んでいる本人以外からしたら害悪でしかない(やっている本人が1番害されているのだが)

 

昔はタバコ、酒をやっている大人の男ってカッコ良かったんですよ

 

そういう時代は確かにあった

 

だけど今はタバコや酒に依存して禁断症状でプルプルしている大人を見てカッコ良いと思えない

 

そんな時、子供に言われた一言

「パパお酒やめてよ、飲んだパパ嫌い」

 

 

はっ‼️

もしや私は自分が父親にされて嫌がっていた事を自分の子供にしていたのか⁉️

 

私もお酒を飲むと気が大きくなり

横柄な態度になっていたらしい

その為に妻や子供は毎回嫌な思いをしていたのだそうです

 

我が子から人生最大級の気づきを教えて頂きました

 

 

自分をジーッと見つめます

子供の頃どんな思いだったか?

どんな事があったか?

なぜ嫌だったか?

今、なぜ飲むのか?

なぜ飲まなければいけないのか?

 

 

 

嬉しい時、楽しい時に飲んでも『事』が変わることはありません

悲しい時に飲んでも『一時的に見えなくなっているだけ』

酒の場でしか出来ない話なんて『結局どこにも使えない話』

という所にたどり着きました

 

つまり皆でお祝いだと酒を飲んでも、その時は楽しい雰囲気は出ますが、結局『事情』は変わらず

酒飲んで泣いても次の日になれば、結局『解決はされておらず』

持論を持ち寄って酒飲みながらあーだこーだ話し合ったとしても、結局『誰も覚えていないし、使えない話』

 

全ては幻想だったのです

 

そうです、酒は私の味方ではなく

ただ時間を無駄に消費させる敵だったのです

 

酒がいけないのではない

酒に依存してしまうのがいけない

 

家に帰ってきたらとりあえず飲む

飲む事が習慣になってしまって、また意味もなく飲む

酒でマヒしているので思考は停止

これが依存なのか?

ということに気づきました

今まで気づかないとは情けない(つд;*)

(気づいていたけど気づかないふりをしていたのか?)

今までプール1杯ほど飲んできたのに

それが全くの無駄になってしまうとは…

 

 

 

そんな愚かな私に子供から「週末だけは飲んでも良いよ」とありがたいお慈悲を頂きました

 

私のお酒好きは子供にもわかる様です

ではお言葉に甘えさせて頂きます

 

 

酒は毒だが、毒だからこそ

その効果が期待される事もある

1週間、精一杯生きたご褒美に毒を頂ける

そう思い

1週間に1杯だけお酒を頂いております