takaki2021’s blog

普通がキライ 倒れるなら前へ

金持ちの悩み①

私の職は専門技術、体力勝負ガテン系

十種類以上の資格がないと話にならないような仕事です

そこへ何故か自動車運転免許の資格しか持っていない一人の男性(50代)が体験(?)入社してきました

本社に訪ねると『揉んでやってくれ』と言われ、一日だけ私の仕事を見せる事になりました

 

名前は仮にKさん

年齢は忘れましたが50代前半

既婚者で息子が大学生、娘が高校生

実のお父さんと一緒に5人で暮らしているらしいです

 

身なりはお世辞にも立派とは言えず

髪や服に手をかけていない様子

ゆとりボディー

ハキハキと喋る事はなく

口をあまり動かさずに眩しそうに喋る人でした

 

仕事を始める前にKさんに『勝手な事をしない』『何か異変や異常を感じたらすぐに私に言う』この2点を約束させました

怪我でもされたらたまりませんからね

 

Kさんは以外と気さく(?)で軽い感じの人なので、すぐに自分の生い立ちや現状を話してくれました

 

それが衝撃的だったのです

 

まず今日が人生で初めての仕事だった事

 

学生時代も学校を卒業した後も1度も仕事をしたことがない

 

バイトも就職も面接すらしたことがない50代

 

私は驚きすぎて前歯が抜けそうな感覚に襲われました

Kさんは初めての仕事にワクワクしていたみたいです

 

饒舌になったKさんは今まで働いてこなかった理由を続けました

 

まずお金に困っていない

お爺さんが土地持ちでそこに駅や消防署、郵便局ができた

土地を売却したお金を元に賃貸マンション、分譲マンションを複数個建てた

 

どの様な節税対策かはわかりませんが三代目のKさんには家賃収入だけで、かなりの額が入るとの事

 

だから今まで働いたことがないんですって

 

50代までずーっと家でゲーム、ネットサーフィン、YouTube、漫画読んだりプラモデル作ったり家でゴロゴロして過ごしてきたとの事

 

そんな日々の中ついに息子(大学生)に「毎日家でゴロゴロしてないで仕事くらいしてくれよ」と言われ

その言葉に触発されたと

 

Kさんは数少ない知り合いの伝手を頼り

私の会社の部長にたどり着き懇願したらしいです

Kさんの素性を唯一知っている部長は

その熱願に断りきれず「一日体験してある程度見込みがあれば雇ってもいい」と条件付きの雇用約束をして

その面倒役を私に投げてきたという話

 

    金持ちの悩み②につづきますhttps://takaki2021.hatenablog.com/entry/2021/08/13/073552